早島町で朝日茂生誕100年記念講演会
5月19日、朝日訴訟がたたかわれた地元・早島町で「朝日茂生誕100年記念講演会」が開催され、地元を含めて50名余りが参加しました。
講師には訴訟承継人である朝日健二さんをお招きし、朝日さんが訴訟継承することになったエピソードや現在の生活保護切捨て攻撃の内容などを詳しく説明し、昨年成立した社会保障制度改革推進法が今後の社会保障を「自立・自助、共助」を基本にし、生活保護バッシングに道を開いている問題点や憲法25条1項が国民の権利を明記したものである点を歴史をひも解いて説明し、引き続き、朝日茂さんの遺志を伝え、受け継ぐためにがんばりましょう、と訴えました。
講演後の感想では、参加した高校生が「学校で朝日訴訟のことは習いましたが、こんな詳しい話は初めて。この早島町で歴史的な裁判がたたかわれたことを知り、感動しました。」とのべ、今回の講演会が若い世代への継承としての役割を果たしました。