NPO(特定非営利活動法人) 朝日訴訟の会


朝日訴訟の会とは


朝日茂さんへの熱い思い溢れる『地域社会福祉史入門』

田代国次郎著『地域社会福祉史入門』
朝日訴訟の会の会員で社会福祉研究センター(倉敷市)を主宰している田代国次郎氏がこのほど『地域社会福祉史入門』を出版された。朝日訴訟が史実に基づいて忠実に書かれており、真の意味での学者としての品格と人間裁判に命をかけた朝日茂さんへの氏の熱い思いを感じさせる。
序章「地域社会福祉史を学ぶ」では地域社会福祉史の研究方法まで書いてある。第1部「戦前社会事業の展開」、第2部「社会福祉士支援の展開」と続き、第3部「戦後社会福祉の展開」で朝日訴訟が登場、第一審判決(要旨)、記念碑の碑文(写真)も添えてあり、(注)に「朝日茂の一生」が特別掲載されている。この章では朝日訴訟が起こされた時代背景、東京地裁勝訴判決後の新しい動きから「市場原理型福祉時代」までの流れを知ることができる。終章で「地域社会福祉史の研究課題」について実例を挙げて述べられているところは序章と同様、社会福祉を学ぶ若い学生たちへの暖かい思いやりが伝わってくる。
氏のお住まいには「社会福祉研究センター」「福祉図書室」などが置かれ、2万を超える図書・文献は一般開放され、学生などに利用されている。

朝日健二
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自民・民主・共産・社民の議員が挨拶――生存権裁判で初の中央行動

 「21世紀の朝日訴訟」といわれる生存権裁判が全国9都道府県110人余の高齢者、シングルマザーによって提訴されています。その初めての中央行動が11月14日、生存権裁判を支援する全国連絡会(小川政亮会長)によって行われ、北海道、青森、新潟、東京、京都、兵庫、広島の原告9名を含む100人余が参加、厚労省前宣伝、厚労省交渉、国会内集会、国会議員陳情を1日中くりひろげました。
 国会内集会には、森まさ子(自民)、筒井信隆(民主)、小池晃(共産)、福島みずほ(社民党首)の各議員が出席、激励のあいさつをしました。
 集会で、東京訴訟の新井章弁護団長から経過報告がありましたが、東京訴訟について、3月結審、6月判決の日程が決まったこと、朝日訴訟の場合がそうであったように最初の判決で勝訴することは、政治的にも、後続する訴訟にも極めて大きな影響を与えるから署名などの支援運動を当面は東京へ集中することの重要性が述べられました。
 詳細は全国生活と健康を守る会連合会のホームページ(http://www.zenseiren.net/)をごらん下さい。東京訴訟の訴状、準備書面の全文も掲載されています。

朝日健二
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