NPO(特定非営利活動法人) 朝日訴訟の会


朝日訴訟の会とは


第9回総会を開催

NPO朝日訴訟の会は、朝日訴訟承継50年にあたる記念の総会(第9回)を2月15日、岡山市内で開催し、会員ら45人が参加しました。
 総会では、記念講演に愛媛大学の鈴木静先生(社会保障法)を招いて、「生活保護法関連2法改正と社会保障争訟の進展」と題して1時間半、講演をしていただきました。鈴木先生は、「日本の社会保障は朝日訴訟から生まれ、学問まで高めたといわれている。研究者としての私の原点である。」と切り出し、最近の生活保護の改悪にふれながら、バッシングは強いものがあるが、しかし、生活保護の申請権については裁判で、連戦連勝といっていいほど行政がすすめてきた『水際作戦』が違法だと判断されてきた。これからは『基準』の問題がたたかいの焦点だが、これについても、基準引き下げに対して全国で1万人をこえる受給者が不服審査をおこなってたたかっている。朝日さんの時代は朝日さん一人でたたかったことと比べてみると大きく前進している。憲法25条を守って、朝日訴訟を生かしながら現代の課題に取り組んでいかなければならない」と締めくくりました。
 このあとの総会行事では、訴訟継承50年の記念事業として、津山市にある朝日茂さんの生誕地を取得することや憲法25条の生存権に対する啓蒙活動などをねばり強くすすめていくことが提案され、全員の拍手で承認され閉会しました。なお、この総会には訴訟継承者の朝日健二さんも参加し、「訴訟を継承して50年が経過するが、これからも命の限り奮闘したい」と決意を述べられました。

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川谷宗夫
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