NPO(特定非営利活動法人) 朝日訴訟の会


朝日訴訟の会とは


朝日訴訟一審判決を起案した元判事が初の講演

6月5日シンポジウム① 

2010年6月5日、 東京で 「語りつごう朝日訴訟50周年、そしていま生存権裁判」シンポジウムが開かれ、 朝日訴訟一審判決を起案した裁判官・小中信幸元判事(現在、小中綜合法律事務所長)が初めて公開の席で、 当時の思い出を語った(写真右端)。 生存権裁判を支援する全国連絡会などの主催で、生存権裁判の原告、弁護士、 支援者のほか朝日訴訟当時、 典型的な守る会活動をした郡安ひろこさん( 奈良市)など当時の関係者や学生など多彩なメンバー200人が参加した。

  小中元判事は、 新憲法制定後、 はじめて憲法25条を正面から取り上げて判決を言渡した裁判官の一人として、この50年間、朝日訴訟のことを忘れたことはなかった」 と切り出し、朝日茂さんについて、 温厚で礼儀正しい方という感じを持ったこと、 保護基準について、 1着のシャツを2年も着る、 1枚のパンツを1年間はきつづけるような生活を想像できなかったこと、20日間の夏休みを全部返上して起案したこと、 憲法は絵に画いた餅であってはならず「人間に値する生活」を国民に保障することなのだということを常に念頭に置いと話した。

最後に小中元判事は、 「憲法25条の理念を国や厚労省に十分に自覚してもらい生存権裁判を担当する裁判官も憲法25条の正しい理解のもとに適正な判断をしていただきたいと心から願っております」 と結んだ。

  シンポジウムでは、 朝日訴訟の会の 岩間一雄理事長、朝日訴訟の主任弁護士を勤めた新井章弁護士がそれぞれ講演、争訟運動の先頭に立って活動した、 公文昭夫(総評)、上坪陽(CW)、木庭光雄(学生)、須山利夫(生活と健康を守る会)の各氏がリレートークした。

(写真提供: 生活と健康を守る会連合会

 

川谷宗夫
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コメント (3)

14日に福岡高裁において、「生活保護の老齢加算」について「老齢加算廃止は違憲」との判決がでたとの事でした。
またまた、当時の社会保障削減政策への判決と受け取っています。

私達「障害者自立支援法訴訟」も「勝利的和解」はしたものの「民主党政権の政争の具」とされ、強い抗議の声があげられています。
「絶対私達はあきらめません」「私たち抜きに!私たちの事を決めないで!」の合い言葉で一致団結しています。

今日および明日の参議院本会議が本番ですが、私たちは最後の最後まであきらめません。
民主党政権が基本合意文書に沿って、障害者権利条約を批准するまでは!
民主党の「裏切り」は絶対許す事はできません。

                    岡山県元原告 

民主党・自民党・公明党が提出した「障害者自立支援法一部改正案(延命法案)」が「廃案」になりました。
労働者派遣法改正案の強行採決の取引に使われたものです。
それも失敗でした。

私たち、障害者家族関係者は16日当日も500人を超える人達が参議院会館前で監視活動を行いました。
私も皆さんと共にシュプレヒコールをあげて、短いものですが訴えもさせていただきました。
当日は打って変わったように東京は晴れて少し蒸し暑い天気でしたが、雨も降らず助かりました。
私たちの仲間はこの2週間あまり寝付かれ日々が続き関東近県は毎日国会議員要請行動を行っていました。

           検証会議メンバー(元原告)

 小中信幸弁護士のご子息と思われる方のホームページからご紹介します。
 話は変わって、私と弟の父親である小中信幸が、裁判官時代に携わった「朝日訴訟」というものがありました。これについてのシンポジウムが過日開かれ、その記事が下記URLに掲載されています。

http://www.asahi.com/national/update/0605/TKY201006050287.html

 肉親の事をお知らせするというのも恥ずかしいのですが、朝日の記事ページはしばらくすると読めなくなってしまうので、やはり今リンクしておこうかと。

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