15日に開催した第20回総会には対面、ズーム視聴をあわせて50人が参加しました。記念講演を行った大分大学の志賀信夫先生は「貧困や格差・差別は資本主義の下で生まれる。『売るための生産』から『必要のための生産』へ、つまり社会を変えることで貧困もなくせる。その力は社会運動だ」と強調しました。
多くの参加者が講演に共鳴し、「生産のあり方を変える、自立的に生産にかかわる、そのために生活必要サービスを無償化・低額化することが大事、とても納得いきました」「物事をみるのに具体的な生活の中から出発しなければいけないという言葉は全くそうだと思った」などの感想がよせられました。
講演のあと議事の提案があり、展示室の閉鎖に伴って講演などが減っていることから、出張講演などを企画すること、会員の拡大に力を入れることなどが確認されました。
続きを読む "第20回総会にあわせて50人" »
今日、2月14日は朝日茂さんの61回目の命日。お墓のある津山市本行寺では墓前祭が、人間裁判のある早島町では「碑前祭」がおこなわれました(写真は碑前祭)。「いのちのとりで裁判」岡山地裁での勝利を報告し、みなさん口々に「朝日訴訟を風化させてはならない」「朝日さんが命がけでたたかたたかった憲法25条を守ろう」と決意を述べられました。
続きを読む "墓前祭(津山市)と碑前祭(早島町)が開かれる" »
いよいよ今週末の15日(土)、第20回総会が開催されます。記念講演には、大分大学の志賀信夫先生をお招きして「貧困とは何か」についてご講演をしていただきます。ご期待ください。
なお、先生が「貧困とは何か」ついて論じた著書が筑摩書房から発売されています。講演とあわせて読まれると理解が一層深まると思います。(筑摩書房 新書版 968円)
続きを読む "志賀信夫先生の著書「貧困とは何か」が筑摩書房から発売" »
朝日訴訟の会が保存していた裁判資料や遺品等を早島町に寄贈してからまもなく1年となります。それらの歴史的価値の高い資料を有効活用してもらおうと、1月22日、「資料の展示や学芸員の配置」などを早島町に要請(お願い)しました。
対応していただいた教育委員会の白神教育長さんは「展示については図書館前の陳列ケースに定期的に展示したい。ただ、学芸員を配置することは今は困難なので、資料の展示に際しては、説明文などの協力を朝日訴訟の会に協力してもらいたい」と述べられ、町としても「町の文化財」として有効活用していくと述べられました。
また同日、観光課にも出向き、町内にある観光地図や観光パンフレットに「人間裁判の碑」を明記してほしい旨をお願いしました。
続きを読む "資料・遺品等の有効活用を早島町に要請" »
ズーム視聴のためのIDやパスコードの入った総会案内チラシを作成しましたので、ご覧ください。ID等は以下のとおりです。
ミーティング ID: 948 5344 6812
パスコード: 248874
続きを読む "ズーム視聴で参加される皆さんへ" »
第20回総会(2/15)まであと1か月となりました。記念講演の講師には、大分大学の志賀 信夫先生をお招きしています。志賀先生は、いま全国でたたかわれている「いのちのとりで裁判」で名古屋地裁や岡山地裁で原告の立場から意見書を提出し、それが勝利の大きな力となったといわれています。先生の近著でも触れられている「貧困とはなにか」を講演では解明してもらい、これからの社会保障充実にむけた運動にいかしていきたいと思います。多くのみなさんのご参加・ご視聴をお願いします。
続きを読む "第20回総会 記念講演は志賀 信夫先生" »
来年2月15日に開催する朝日訴訟の会第20回総会の案内チラシを先週、各会員(賛助会員)の皆さんに送付しました。早速、愛媛大学の先生から学生2~3人と一緒に参加したいといううれしいご返事をいただきました。総会は記念講演を含めてズーム配信する予定です。ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思います。
続きを読む "総会チラシを送付しました" »
第20回の節目となる総会は、来年2月15日に岡山市内で開催します。
記念講演の講師は、その意見書が、いのちのとりで裁判(岡山)での勝利判決に大きな影響を与えた大分大学准教授の志賀信夫先生。”貧困は自己責任なのか”などについて考え、誰もが憲法25条が保障する「健康で文化的な」生活を送ることができるようにするためにはどうすればよいのか、などをテーマにお話ししていただきます。
続きを読む "第20回総会は25年2月15日(土)に開催" »
生活保護引下げ違憲訴訟(いのちのとりで裁判)の「勝利判決報告集会」」が11月2日に岡山市内で開催されました。集会では、則武弁護士が「今回の勝利判決は、国民の財産である「
基本的人権の尊重」という朝日訴訟第一審判決(浅沼判決)の一番のポイントになる部分が、脈々と生きて結実したものだ。これは、明治の自由民権運動にまで遡ることができる。私たちは、この勝利を次の時代にバトンタッチする責任がある。最高裁まで行くだろうが勝利のためにがんばろう」と述べました。また、岡山判決の内容と特徴について、森岡弁護団事務局長が「670億円削減ありき、で政府が強行してきた生活保護費の削減について裁判所自らが具体的な数値を検証して『行政処分の判断過程に誤りがある』と判断した。これは他の地裁判決にない岡山地裁の特徴だ。」とのべ、全国の多数の裁判官が、生活保護引下げは違法だと判断していることを国は重く受け止め、保護基準の引き下げを撤回すべきだと強調しました。
集会では、原告団を代表して三宮一さんが「最近は物価の値上がりで食べたいものも食べることができない。人間らしい生活とは言えない毎日が続いている。政府は一日も早く保護費引下げを撤回し、今の物価高に見合うよう引き上げてほしい。最高裁までたたかいぬく」と決意を述べました。集会では最後に、最高裁あての署名や裁判をささえる会への入会・拡大の行動提起が行われ閉会しました。
続きを読む "岡山地裁”勝利判決”報告集会開く" »
「2013年から3回にわたって国が強行した生活保護費の引き下げは、憲法25条に違反する」として岡山地裁でたたかわれていた「いのちのとりで裁判(岡山)」。10月28日、岡山地裁は「厚労大臣の判断には裁量権の逸脱があり、引き下げた処分は違法」との原告勝訴の判決を言い渡しました。これで勝訴判決は全国で19例目。
今年は「人間裁判」をたたかった朝日茂さんが亡くなってからちょうど60年目の記念すべき年です。墓前にいい報告ができます。
なお、この勝利判決の報告集会を下記の日程で開催します。判決の詳細な説明や今回の判決と朝日訴訟がどうかかわっているのかなどを担当の弁護士さんから解説していただきます。ぜひ、ご参加ください。
【岡山地裁判決報告集会】
*11月2日(土)13:30~16:30
*岡山市勤労者福祉センター5F「体育集会室」
続きを読む "生活保護引下げ違憲訴訟 岡山地裁で勝利" »