第20回総会は25年2月15日(土)に開催
第20回の節目となる総会は、来年2月15日に岡山市内で開催します。
記念講演の講師は、その意見書が、いのちのとりで裁判(岡山)での勝利判決に大きな影響を与えた大分大学准教授の志賀信夫先生。”貧困は自己責任なのか”などについて考え、誰もが憲法25条が保障する「健康で文化的な」生活を送ることができるようにするためにはどうすればよいのか、などをテーマにお話ししていただきます。
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第20回の節目となる総会は、来年2月15日に岡山市内で開催します。
記念講演の講師は、その意見書が、いのちのとりで裁判(岡山)での勝利判決に大きな影響を与えた大分大学准教授の志賀信夫先生。”貧困は自己責任なのか”などについて考え、誰もが憲法25条が保障する「健康で文化的な」生活を送ることができるようにするためにはどうすればよいのか、などをテーマにお話ししていただきます。
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生活保護引下げ違憲訴訟(いのちのとりで裁判)の「勝利判決報告集会」」が11月2日に岡山市内で開催されました。集会では、則武弁護士が「今回の勝利判決は、国民の財産である「
基本的人権の尊重」という朝日訴訟第一審判決(浅沼判決)の一番のポイントになる部分が、脈々と生きて結実したものだ。これは、明治の自由民権運動にまで遡ることができる。私たちは、この勝利を次の時代にバトンタッチする責任がある。最高裁まで行くだろうが勝利のためにがんばろう」と述べました。また、岡山判決の内容と特徴について、森岡弁護団事務局長が「670億円削減ありき、で政府が強行してきた生活保護費の削減について裁判所自らが具体的な数値を検証して『行政処分の判断過程に誤りがある』と判断した。これは他の地裁判決にない岡山地裁の特徴だ。」とのべ、全国の多数の裁判官が、生活保護引下げは違法だと判断していることを国は重く受け止め、保護基準の引き下げを撤回すべきだと強調しました。
集会では、原告団を代表して三宮一さんが「最近は物価の値上がりで食べたいものも食べることができない。人間らしい生活とは言えない毎日が続いている。政府は一日も早く保護費引下げを撤回し、今の物価高に見合うよう引き上げてほしい。最高裁までたたかいぬく」と決意を述べました。集会では最後に、最高裁あての署名や裁判をささえる会への入会・拡大の行動提起が行われ閉会しました。
「2013年から3回にわたって国が強行した生活保護費の引き下げは、憲法25条に違反する」として岡山地裁でたたかわれていた「いのちのとりで裁判(岡山)」。10月28日、岡山地裁は「厚労大臣の判断には裁量権の逸脱があり、引き下げた処分は違法」との原告勝訴の判決を言い渡しました。これで勝訴判決は全国で19例目。
今年は「人間裁判」をたたかった朝日茂さんが亡くなってからちょうど60年目の記念すべき年です。墓前にいい報告ができます。
なお、この勝利判決の報告集会を下記の日程で開催します。判決の詳細な説明や今回の判決と朝日訴訟がどうかかわっているのかなどを担当の弁護士さんから解説していただきます。ぜひ、ご参加ください。
【岡山地裁判決報告集会】
*11月2日(土)13:30~16:30
*岡山市勤労者福祉センター5F「体育集会室」
9月29,30日の両日、全日本民医連主催の共同組織活動交流集会が岡山市で開かれ、2日目の30日に「動く分科会」の一つとして人間裁判の碑見学と朝日訴訟についての学習会が開かれました(写真:民医連新聞提供)。この分科会には30人余りが参加しました。
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林財団の職員3年目研修の2回目が8月27日に開催されました。冒頭、「朝日訴訟紹介動画」を視聴してもらった後、朝日訴訟の第1審判決の特徴やその後の政府の側からの「社会保障の理念の変質」を狙った攻撃の歴史などについて講義を行いました。
参加者からは「基本的人権とは何か、国民の権利として声を上げていくことの大切さを学んだ」「私たちが生活するうえで憲法は身近ななもので国民のためにあるものだと再度認識できた」などの感想が寄せられました。
7月に2度、朝日訴訟についてお話をする機会がありました。一つは7月17日早島町教育委員会主催の人権教育講演会、二つは7月18日に林財団の3年目職員研修です。「先人が勝ち取ってきたくれた自由や権利を自ら手離してしまう結果を招かないようがんばらなければと思った」などの感想が寄せられました。
早島町に建つ「人間裁判の碑」周辺が夏草で覆われ見苦しくなっていました。このほど、若い人たちの協力を得て周辺の草取りを行い、すっかりきれいになりました。早島町においでの際は、ぜひ人間裁判の碑まで足を延ばしてください。
中四国民医連事務幹部養成学校が広島市内で開催され、3日目(6/1)の講義に朝日訴訟を取り上げていただきました。約30人ほどの中堅幹部の皆さんに、まず朝日訴訟紹介動画を見ていただいたあと、朝日訴訟から学ぶべき教訓やこの間の社会保障の理念の変遷、そして朝日訴訟の10年間をささえた民医連の歴史などを紹介し、これから民医連を担う若い事務幹部の皆さんへの期待などをお話させてもらいました。
本日、総会の様子を掲載したニュースを会員、賛助会員のみなさんに郵送しました。読んでの感想や近況等がありましたら、事務局までお知らせください。なお、今年度の会費の請求書も同封させていただいています。家計も大変な時期ですが、どうかよろしくお願いします。
2016年に開設した「朝日訴訟記念展示室」ですが、残念ながら3月末をもって閉鎖いたしました。保存していた多くの資料・遺品等は、「町の文化財」として保存・展示していただけるということで早島町へ寄贈いたしました(写真・1879点)。今後、有効活用してもらえるとありがたいです。
また一部の資料・遺品を岡山医療生協「コムコム別館」に展示させていただきました。レントゲン写真(コピー)、「人間裁判」原稿、弁当箱などを展示してあります。コムコムにお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
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