NPO(特定非営利活動法人) 朝日訴訟の会


朝日訴訟の会とは


3月22日、展示室最後の見学者

 3月22日、兵庫の長田生健会の方々32人が展示室を訪問され、その後、早島町にある「人間裁判の碑」を見学されました。展示室への訪問としては最後の方々となりました。
 別室(会議室)で遺品やパネルを見ながら、解説を受けましたが、「ケースワーカーをやっていたが、当時は生活保護に対する偏見もひどかった。でも朝日さんががんばったおかげで670円の日用品費が2年後に1285円まで引き上げられた。朝日さんの命がけのたたかいのおかげだ」との感想も寄せられました。

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第19回総会ーいのちのとりで裁判勝利の底流に朝日訴訟  

朝日訴訟の会は2月17日、岡山市内で第19回総会を開催しました。これには、正会員が対面参加21人、リモート参加8人、委任49人のあわせて78人が、さらに賛助会員、その他の参加をあわせると92人がしました。
冒頭、開会あいさつにたった則武透会長は「ここ最近の『いのちのとりで裁判』は15勝11敗」と連勝続きだ。勝利判決の底流にあるのは、『判断過程統制論』というもので、行政の意思決定の判断過程に誤りがある場合は、司法としてきちんと判断をくだす、というもので、これは朝日訴訟の最高裁判決で唯一反対意見をのべた奥野裁判官が、朝日訴訟の第1審判決の浅沼裁判官の考えを引き継いだものだ。つまり、朝日訴訟は最終的には『裁判では負けた』というようにいわれるが、決してそうではなく、60年たった現在に大きな影響をあたえている。」と紹介し、朝日訴訟の歴史的な意義をさらに訴えていくことの重要性を強調しました。
続いて、鹿児島大学の伊藤周平先生から「岐路にたつ日本の社会保障」と題して記念講演をいただきました。伊藤先生は、現政権がすすめる大軍拡路線の危険性や消費税の逆累進性の問題点、社会保障の財源論、さらに生活保護の改善点など事例をあげながら説明されました。(講演内容の骨子は、2、3ページ)
次に川谷事務局長から事業報告、事業計画、会計報告等が提案されました。この中で、24年度の事業として、「展示室の閉鎖に伴う資料整理や早島町への寄贈」「手記や人間裁判の動画の普及」「朝日健二さんの没後10周年を記念した事業」などを柱とした報告が行われました。
つづいて交流や意見交換が行われたあと、平井副会長の閉会あいさつで総会を閉じました。

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昨日は朝日茂さんの60回目の命日ー碑前祭

昨日は朝日茂さんの命日。没後60年になります。地元・早島町の皆さんらが中心となって「碑前祭」を執り行ってくださいました。みなさん、岸田内閣の軍拡と社会保障の切り捨てに心を痛めつつ、平和と憲法を守っていこうと誓い合いました。

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第19回総会は来年2月17日に

朝日訴訟の会第19回総会を来年(2024年)2月17日に開催します。記念講演は鹿児島大学の伊藤周平先生です。すでに会員・賛助会員の方にはご案内を送付しています。オンライン参加もできますので、パスコードなどはチラシをご参照ください。

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日本医労連自治体・公立病院交流会で講演

10月22日、日本医労連の自治体・公的病院部会の交流会が岡山市内で開かれ、「地元・岡山でたたかわれた朝日訴訟から社会保障を考える」と題して講演を行いました。
 「朝日訴訟の経緯を知り、驚きました。生活保護の必要性、憲法25条の改定は阻止しないといけないと思いました。」「朝日訴訟について詳しく聞いたことがなかったので、勉強になりました。『おかしい』と思ったことを取り上げ、声をみんなであげていく必要性を改めて思いました。」

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岡山市で中央社保学校ー則武会長が講演

 

9月16~17日、岡山市内の会場をメイン会場に第50回中央社会保障学校が開催され、NPO朝日訴訟の会の則武透会長があ、およそ1時間半にわたって「権利はたたかう者の手にあるー朝日訴訟の精神をあらためて学び、暮らしにいかそう」と題して記念講演を行いました。

 則武会長は、憲法25条の制定の歴史を自由民権運動にさかのぼって解説し、世界に誇るべき憲法25条は日本人の手によって生み出された概念。今、軍事費の増大を最優先に社会保障が切り捨てられようとしているが、「権利はたたかう者の手にある」という朝日訴訟の精神に学び、暮らしに生かしていこう、と訴えました。

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三重短期大学のみなさんが見学

9月10日、三重短期大学の田中武士先生と学生さん3人が展示室を訪問し、およそ2時間にわたって解説を受けた後、早島にある「人間裁判の碑」を見学されました。前日には長島愛生園を訪問し、歴史館で解説をうけたり入所者からのお話を聞いたりし、2日間にわたって「人権」について学習をされました。

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朝日訴訟の精神をあらためて学び、暮らしにいかそう

第50回中央社会保障学校from岡山が9/16~17・岡山市内で開催されます。

1日目は当会・会長が「生活保護引き下げ違憲訴訟ー朝日訴訟の闘いの歴史から何を学ぶべきか」と題し講演します。

オンライン併用です。ぜひご参加ください。

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医系学生のつどい

展示室を見学する医系学生の
参加者

6月3~4日、民医連中四国地方協議会主催の「医系学生のつどい」が開かれ、朝日訴訟のFWに25人が参加しました。学生らは約2時間にわたって「朝日訴訟の歴史や民医連の役割について」講演を受けた後、早島にある「人間裁判の碑」を訪問しました。今後、医療や介護職場に就職した際に、朝日訴訟が教える「社会の理不尽には声をあげる」「弱い者同士、足を引っ張り合わない」ことを実践していきたい、との感想が寄せられました。

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第18回総会、リモート含め88人が参加

朝日訴訟の会は2月18日、岡山市内で第18回総会を開催し、直接参加25人、オンライン参加18人、委任(書面による)参加45人の合計88名が参加しました。

総会は、冒頭、花園大学の吉永純教授から「『天王山!いのちのとりで裁判』」と題した講演をいただき、その後、総会議事に入りました。

総会では、23年度の事業計画として、現在、朝日訴訟の会が所有している朝日茂さんの遺品や裁判資料、写真パネルなどを早島町へ寄贈することが提案され、全員の賛成で承認されました。また、それによって展示室が閉鎖されるため、バーチャル展示室(3D撮影したもの)をホームページ内にアップすることや動画「人間裁判」の作成を行うことなどが確認されました。

なお、現在の展示室は今年秋頃までは存続させ、その間、資料整理などを行うことにしています。

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