後期高齢者医療制度で不服審査
「後期高齢者医療制度は保険料の賦課及び医療の制限という点で憲法25条の『生存権』保障に反する」 という理由を付けて、岡山県社保協(会長・岩間一雄岡大名誉教授)は10月7日、 後期高齢者医療制度に対する集団不服審査を行ないました。
社保協や年金者組合の代表ら7名が、岡山県長寿社会対策課(審査会事務局)を訪れ、 7日までに寄せられた18名分の審査請求書を提出しました。
参加した1人である笠本文子さん(84歳)は 「75歳という年齢で線引きされ後期高齢者医療制度に強制的に加入させられた。保険料も何回も修正通知がきて訳がわからない。 もうこんな制度は止めてもらいたくて審査請求をしました」とのべました。
10月15日には全国で新たに625万人の高齢者からも保険料が天引きされることになり、一段と国民・ 高齢者の怒りが高まることが予想されます。県社保協はこうした声を集め、第2弾の不服審査請求を行なうことにしています。
この不服審査請求の様子は10社を超えるマスコミが取材し、テレビ・ラジオで流されました。