介護保険の認定基準の見直しは撤回を-自治体キャラバン
岡山県社保協は、5月19日から22日まで、09年春・社会保障の充実を求める全県キャラバンに取り組みました。
今回の課題は、第一に介護保険の認定方式の変更を撤回するよう国に求めること、第二に、 後期高齢者医療制度の資格証の発行をしないよう広域連合に求めること、の二点です。
各自治体との懇談では、介護保険の認定では国が経過措置を設けたことから、今のところ窓口での混乱はないが、 新しい認定方式がどのような傾向で出るか独自の検証はできていないという実態が話されました。また、後期高齢者医療制度の「資格証」 発行に関しては、今のところ発行するつもりはないとしながらも、資格証の交付に至らないよう保険料の確保に努めたい、 との回答が示されました。
参加した社保協のメンバーは、「社会保障制度は国民が安心して暮らすための大きな支え。 憲法で保障された生存権を自治体が先頭にたって守って欲しい」と訴え、 国に対して一緒になって社会保障充実を求めていってほしいと要請しました。(写真は倉敷市での要請の様子 09.5.19)