新宿区の消費生活展で「朝日訴訟、生存権」
東京 新宿区・新宿区消費生活展実行委員会が主催する第34回消費生活展が12月5、6の両日、新宿駅西口広場イベントコーナーで開催され、 「暮らしの視点から生存権を考える」として朝日訴訟や今日の生存権裁判が取り上げられた。『展示のしおり』に4頁の解説が載り、 「朝日訴訟(東京地裁・浅沼判決)と保護基準の引き上げ」などをテーマにした3枚のパネルが来場者や多数の通りがかりの人の目を引いた。
さまざまな消費者団体が参加する公の消費生活展で、真正面から朝日訴訟・生存権をテーマに取り組んだのは、新宿消費生活センター登録団体 「暮らしを考える会」(小林克彦代表)。同区では、同区長を被告とする東京生存権裁判が行われているさなか、 展示を説得した暮らしを考える会の熱意もさることながら、それを認めた主催者側の英断にも拍手を送りたい。(朝日健二)