NPO(特定非営利活動法人) 朝日訴訟の会


朝日訴訟の会とは


第6回総会に60人

 

 

朝日訴訟の会総会 朝日訴訟の会総会2 

(第6回総会で記念講演する朝日健二氏)

結成5年目を迎たNPO朝日訴訟の会は、13日、 第6回総会を岡山市内で開催し、 約60人の会員らが参加しました。 今回の総会には、朝日訴訟の原告・朝日茂氏の養子となり、訴訟を最高裁まで承継した朝日健二さんを招き、 「朝日訴訟から50年、 いま生存権保障の運動は」と題して、記念講演をしていただきました。

朝日健二さんは、12年連続で自殺者数が3万人を超えて推移しているグラフを示しながら、 社会保障のたたかいの重要性を強調、そして、いま全国9都府県でたたかわれている生存権裁判に触れ、 福岡高等裁判所が示した判決を紹介しながら、政府が強行した老齢加算の廃止の不当性を明らかにしました。また、 政府による保護基準引き下げや年金の引き下げ政策が高齢者の貧困率を米国についで2番目に高くしているとして、 もっと大企業に社会保障費のためのお金を拠出させる運動を強めなければならない、と強調しました。

最後に、岡山とのかかわりにふれ、「岡山出身の大原孫三郎が社会問題研究所や労働科学研究所を設立し、 その所長の藤本武氏が最低生活費を調査研究し、裁判のなかで証言したことが第一審判決の勝利に大きく貢献した」とのべ、地元・ 岡山でのたたかいの奮闘に期待を寄せました。

なお、講演後の総会では、来年、津山にある朝日茂氏のお墓に隣接して墓誌を建立する計画などの事業計画が提案・確認されました。

 

川谷宗夫
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「障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす岡山の会」世話人会の一人で、元原告です。

昨年までの大きな皆さんからの御支援と運動にささえられながら、昨年1月7日全国の71名の障害者自立支援法訴訟原告と訴訟団は「基本合意文書」を勝ち取る事ができました。

岡山県では昨年4月16日岡山地裁において「勝利的和解」を致しました。

昨年4月21日全国で基本合意文書による全面和解を行い、官邸を訪問して首相とも握手致しました。

基本合意文書は国(厚生労働省)の「正式行政文書」となっていますのでネットで検索していただければ読むことができます。

裁判は終わりましたが「新しいスタートであり始まり」です。

現在、岡山市と東京等への往復が続いており大きな皆様からの物心両面の御支援が必要でありお願いしなければなりません。

現在各省庁のものすごい抵抗に会いながらも、障害者制度改革推進会議では議論が進められています。

近い内に3回目の検証会議も開かれます。

岡山県では、4月中には「障害フォーラム岡山」を結成すべく準備が急がれています。

4月21日には、全面和解1周年を迎えますが、各省庁の抵抗を跳ね返すべく、東京で「障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会の全国フォーラム」が開催されます。
障害者自立支援法が廃止される平成25年8月までは「息も抜けない闘い」が展開されます。

私達の闘いは、障害者権利条約を批准させる事と、「障害者基本法の抜本的改正」と「総合福祉法」および「障害者差別禁止法」を制定させる事です。

総会で御挨拶するべきでしたが、失礼をしてしまい、このコメント欄において、朝日訴訟の会の皆様に連帯を込めてお礼と致します。

 NPO法人が立ち上げられて5年。その「朝日学校」の5年をどのように修業したのか、みなさんの前で発表してみよ、と「校長」、すなわち岩間一雄会長から言われているように感じて、「講演」をお引き受けしました。
 車椅子の清水様は、前列の真ん中で、私の「答案」のすべてを聞き漏らさずチェックするというような雰囲気で聴いてくださいました。さぞやお疲れになったことでしょう。
 清水様のコメントは、私の「答案」の至らなさを補ってくださったものと受け止めております。ありがとうございました。

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