NPO(特定非営利活動法人) 朝日訴訟の会


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自殺者数の推移について

理事の朝日健二さんが、警察庁が最近発表した自殺者数について興味ある分析を行なっていますのでお知らせいたします。

警察庁が8月5日に発表した 『月別自殺者数』を分析してみました。

東日本大震災で急増していた自殺者数が7月に入ってから落ち着き、前年同月比ではじめてマイナスになりました。しかし、女性の自殺者は、 依然として前年同月を上回っています。

自殺者数は毎年3月がもっとも多く、4月は大きく減少するものですが、今年は4月に急増して前年を上回り、その状態が6月まで続きました。 特に、5月は前年を568人(20,4)上回って3,350人、年換算4万超の規模になりました。

目立つのは女性の自殺者数の増加で、5月は前年を300人上まわって1,093人になりました。7月に入っても依然として、女性は前年を下回る気配を見せていません。

主な被災地3県についてみると、岩手、 宮城の両県は一度も前年を上回った月はありません。東北人のたくましさが感じられます。東日本大震災によっても、 震災直後から復興への展望を見つけることができたに違いありません。

東電原発事故を直接被った福島県は岩手、宮城の両県とは対照的で、自殺者数が毎月前年を上回りました。その福島県も7月は前年を4人下回っており、夏川りみのうたのように、 ようやくあすという日が見えたかのようですが、しかし、自殺を誘引する困難は基本的に解消されておらず、 引き続き東電と政府の責任を問わなければなりません。朝日健二」

川谷宗夫
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